Jerrio's Cafe

店主Jerrioのよもやま話と音楽の世界にようこそ...

スポンサーサイト

Posted by Jerrio on

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

野沢那智さんの訃報に接して思うこと

Posted by Jerrio on   0 comments   0 trackback

この日曜日に俳優・声優の野沢那智さんが亡くなった。72歳、肺がんとのことだ。
「野沢那智」と聞けば僕は直ぐにパックインミュージック金曜日「なっちゃこパック」を思い出す。
これは、野沢那智(なっちゃん)が、同じく声優の白石冬美(チャコちゃん)とコンビを組んだラジオの深夜放送で、15年間続いた。

思えば僕の中学・高校時代は、深夜放送が全盛期を迎えていた。将来なりたい職業の上位にも「ディスクジョッキー」が入る時代だった。当時の深夜は今よりもっと長くて深く、その深夜に起きている人は今よりもっと少なかった。

僕たちは家族が寝静まる時間になると、のそのそと机に向かい形ばかりの受験勉強をスタートさせた。そしてさらに夜が更けてくると、こんな寂しい夜に起きているのは自分だけでは、というような心細い気分になってくる。そんなときに欠かせないのがラジオだった。そこでは、面白くて元気になる会話や音楽がリアルタイムで流されていて、中高生の僕たちにたくさんの話題を提供してくれた。僕もご多分にもれず、話題の深夜放送は漏らさず聞いた口だ。達郎もイルカもタモリも所ジョージも深夜放送のパーソナリティーとして知ったし、当時話題になったオールナイトニッポンでの吉田拓郎の離婚発表もリアルタイムで聞いた。

しかし大学に入ると、深夜放送を聞くことはほとんど無くなった。夜更かしは相変わらずだったが、お仕着せの音楽や会話が、多少苦痛になったこともあるのだろう。ただ、その中で唯一聞いていたのが「なっちゃこパック」だった。

チャコちゃん(白石冬美)は僕の世代だと星飛雄馬のお姉さんの声、というとよく判る。アランドロンと星明子の会話なわけだが、そのシリアスなイメージとは全く違って、はじけて楽しい時間だった。リスナーからの手紙を野沢那智が読み、白石冬美があいづちを打つ。女性からのものが多かったと思うが、時に楽しく時に真面目に送り手に成りきって(女性になりきって)長い手紙を読む野沢那智の声が今でも耳に残る。2時間の間に色々な話を挟みながらゆっくりと読み進める時間は、一編のドラマを聞いているようで、それでいてどんなシリアスなドラマも、二人の会話で希望ある未来につながるような気分にさせてくれる。

もちろん最終回の放送も聞いていた。調べてみると82年7月、大学3年の時だが、つい数年前のことのように感じてしまう。この最終回以降、AM放送を聞いた記憶はない。大げさに言うと、この最終回が僕にとっては最後の深夜放送だった、ということになる。

この訃報に触れ、なっちゃこパックを思い出し、そういえばパックインミュージックはEPOの曲がジングルとして流れていたんじゃなかったっけ、と懐かしくなり、今でも時々聴くEPOのデビューアルバム「DOWN TOWN」を手に取った。

DOWN TOWN
DOWN TOWN / EPO


実はこのCDは、僕が初めてインターネットで購入した一枚だ。もう5,6年も前のことになるが、学生時代に友人のLPレコードをカセットテープに落として聴いていたこのアルバムを、当時無性に聴きたくなり、出かけるたびにレコードショップで探すものの見つからない。そこでインターネットで調べてみると、ありましたありました。在庫有り。早速手続きをして二日後に手に入れた。便利だ。

EPOは僕と同年生まれ。このアルバムを初めて聴いたのがリリース(1980年)の年だったと思うが、同い年の人の音楽を聴くことはあまりなかったので、妙な気分で意識しながら聴いていた。EPOは当時東京の大学に通いながらアーティスト活動をしていて、西の果ての福岡の地で、「やっぱり東京しかないな」と漠然と思ったことを記憶している。(といいながら、大阪に来ちゃったわけですが。)

後に「オレたちひょうきん族」のテーマになってびっくりした「DOWN TOWN」で始まるこのデビューアルバムで、僕が特に気に入っているのは、彼女の楽曲センスを強く感じる作品「クラクション」と「語愛」だ。当時よく聴いただけあって、これを聴けば直ぐに学生時代にもどったような気分が味わえる。

  Link:  EPO / 語愛

さて、パックインミュージックのジングルだったかな、と6曲目に入っているアカペラで20秒ほどの「ポップミュージック」を聴く。なんだか、歌詞が違うような...よーく考えると、出だしの「ポップ・ポップ・ミュージック」のところが「パック・イン・ミュージック」と歌われていたような気がしてきた。

いま思い出して浮かぶ歌詞は「パック・イン・ミュージック、ラジオのチャンネル、ひねれば聞こえる、お気に入りのメロディー、パックインミュージック」。28年前のラジオ番組のジングルだが、恐らく合っているのではないかな。

野沢さんの訃報を耳にして、72歳は若すぎるよ、と思うと同時に、まだ少しだけ残っていた学生時代の断片が完全に消えてしまった気がした。奇しくもその日は、僕の50回目の誕生日だった。

ご冥福をお祈りします。



拍手」とあわせて、こちらもポチッとお願いします!

スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://jerrio.blog118.fc2.com/tb.php/12-ad23ddde
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。